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カラダとケガについて
熱中症
Heat strokeMcDavid
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熱中症とは

現在の日本では夏季の平均気温は100年で約1.5℃上昇しており、東京では約3℃上昇していると言われています。また同時に熱帯夜、真夏日、猛暑日なども年々増加傾向にあります。そのため、日本では熱中症が特に夏季(6-8月)で頻発し、救急搬送の人数も年々増加しています。男性の方が女性よりも発生率が高い傾向があり、特に女性では高齢者や若年層に発生しやすいです。

熱中症とは高温・多湿(暑熱環境下)で起こる障害の総称のことです。特にスポーツなどの身体活動を暑熱環境下で行うことで起こる熱中症のことを労作性熱中症と呼びます。労作性熱中症は命に関わることもありますが、適切な処置を行えば100%助けることができると言われています。また同時に熱中症は予防が可能な疾病であるとも言われており、症状や徴候を把握し、早期の認知および対処が重要です。

分類と症状

熱中症は大きく分けると熱けいれん、熱失神、熱疲労、熱射病の4つに分類されます。
一般的に熱けいれんと熱失神がⅠ度(軽度)、熱疲労がⅡ度(中度)、熱射病がⅢ度(重度)とされていますが、重症度に関わらず早期に対処することが重要です。

熱けいれん

痛みを伴ったけいれんや筋肉痛が起こります。脱水により血液中の塩分濃度の低下が原因と言われていますが、けいれんの正確な原因はまだ判明されていません。

熱失神

吐き気、めまい、顔面蒼白、脈拍低下、失神が起こります。暑熱環境に長時間いることで循環不全により血圧が低下することが原因となります。特に暑熱環境で長時間立っていたり、暑熱環境下での運動に慣れていない場合に起こりやすいです。

熱疲労

体温(深部体温)の上昇(40.5℃以下*)、脱水症状(多量の発汗やのどの渇きなど)、頭痛、吐き気、めまい、低血圧などが起こります。暑熱環境下において心血管不全が起こり、その結果運動を継続できなります。

熱射病

最も重篤な症状が起こり生命に関わります。暑熱環境により体温調節機能や中枢神経系の機能が損なわれることで起こります。中枢神経機能障害(混乱や意識変容など)、体温(深部体温)の上昇(40.5℃以上*)、浅く速い呼吸、速く強い脈拍、脱水症状(多量の発汗やのどの渇きなど)、吐き気、めまい、血圧の低下などが起こります。ただし何の兆候もなく発症することもあり、発汗量が少ないケースもあります。


※体温に関して一般的に使われる口腔温、鼓膜温、腋下温は深部体温である直腸温よりも低く計測される傾向があります。その誤差は2℃以上となる場合もあります。深部体温を正確に計測するのが難しいことが多いため、体温のみで判断するのではなく他の症状と合わせて判断する必要があります。


応急処置

熱中症は症状の早期認知と処置が必要となります。症状の重症度に関わらず、症状が確認された時点で早急に対処を行いましょう。
対処を行う際は常にバイタルサイン(血圧、心拍数、呼吸、意識など)を確認し、悪化の有無を把握します。悪化が起こった場合や生命に関わる状態の場合は早急に救急車を要請しましょう。特に中枢神経機能障害(混乱や意識変容など)が起きている場合は重症となりますので早急に119番をしましょう。

① 冷却

まず最初に体温(深部体温)を早急に下げる必要があります。利用可能な方法を使用し身体全体を冷却します。冷却方法は氷水浸漬(Cold Water Imemersion,CWI)が最も有効な手段と言われており、冷水に全身を浸す方法となります。水温は2-15℃が推奨されており、体温が1分間で0.2℃づつ下がる程度が良いと言われています。

また氷水浸漬ができない場合はアイスバック/氷嚢や冷えたタオルなどを使い、大きな血管が通っている個所(脇の下、脚の付け根、頚部など)を中心に冷やす方法が推奨されます。

なお軽度の場合は涼しい場所へ移動させて体温を下げることも有効ですが、中度・重度の場合は早急に冷却が必要なため、移動に時間がかかる場合はまず冷却を行います。

② 水分補給

脱水症状は体温調節機能にマイナスな影響を与えるため、適切な水分補給が重要となります。

特に脱水による1-2%以上の体重減少は体温調節機能を低下させ、3%以上の体重減少で熱中症の症状が発症すると言われています。発汗により体重が1%減るごとに深部体温が0.15-0.20℃上昇し、心拍数が3-5bpm上昇すると言われています。

ただし、意識がないなど自分で水分補給が難しい場合は、水分補給を避けて冷却を行い、他の症状も出現している場合は迷わずに救急車を要請しましょう。

予防

熱中症において予防が可能な疾病であり、最も重要となります。熱中症を理解し、予防に努めましょう。

① 暑熱順化をする

暑熱順化とは「暑熱環境下での高強度運動に身体を順応させること」を意味します。暑熱環境下での運動に慣れていないと熱中症は起こりやすくなります。そのため、段階的に運動強度上げたり、運動時間を長くすることで徐々に暑熱環境に順応させることができ、体温調節が可能となります。

暑熱順化は7-14日かけて行うことが推奨されます。夏の期間だけでなく長期休暇後に練習を再開する際なども、運動により生まれる体内の熱をうまく放出できなくなっているため、熱中症となるリスクが高く同様に暑熱順化が必要となります。

② 水分補給をする

水分補給は熱中症の対処方法としてだけなく、予防の観点でも非常に重要です。特に脱水による1-2%以上の体重減少は体温調節機能を低下させ、3%以上の体重減少で熱中症の症状が発症すると言われています。そのため、運動中には給水時間を十分確保することが重要となります。

練習などでは全体の給水時間に加え、個別でも自由に水分補給ができるようにします。『のどが渇いた』と感じた時は既に脱水状態となっていますので、なるべくその前に水分補給ができるようにします。

また水分の過剰摂取を避けるため、少量を複数回に分けて摂取することが推奨され、水分の温度は10-15℃が最適と言われています。また運動後の水分補給ではエネルギー源や電解質などが含まれたものを摂取すると良いです。

③ 脱水症状をチェックする

夏の時期など熱中症が起こりやす時期は特に脱水状態をモニタリングする必要があります。正確な脱水状態を把握することは難しいですが体重の変化や尿の色で脱水状態を推測することが可能です。運動前と運動後の体重を計測し、2%以上の減量があった場合は脱水状態となっている可能性が高いため適切な水分補給を行います。

また給水時間をあまり取れていなかったのであれば次回の運動時から注意します。尿の色の濃さを確認します。朝一番の尿の色を確認することが理想とされています。色が濃い場合は脱水傾向のサインですので、運動前に十分な水分補給を行います。

脱水症状のチェックには左記のチャートを活用することを推奨します。

④ 暑さ指数(WBGT)を確認する

暑さ指数(WGBT)とは「人体と外気のやり取りに着目した指標」です。熱中症は最高気温よりも暑さ指数と相関があるとされており、運動の熱中症の発生リスクのガイドラインに使用されています。

暑さ指数は3つの温度計(乾球温度、湿球温度、黒球温度)の数値から計算され、通常の温度とは異なり湿度について考慮されていることが特徴です。この暑さ指数が28℃以上となっている場合は原則、運動は中止すべきであるとされています。

暑さ指数については環境省熱中症情報サイトから随時確認することができます。(https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php)

注意が必要な方

以下に当てはまる方は熱中症にかかりやすくなっているため注意が必要です。特に暑熱環境で高強度の運動を行う場合は注意しましょう。

① 日頃あまり運動しない方や暑熱環境での運動に慣れていない方
② 肥満体質の方(BMIが27以上、体脂肪率が男性は28%以上、女性は40%以上)
③ 今までに熱中症にかかったことがある方
④ 風邪などその他の病気や疾患を患っている方
⑤ 薬を服用している方(特に花粉症や酔い止めなどの抗ヒスタミン剤)
⑥ サプリメントやプロテインを過剰に摂取している方(特に亜鉛やクレアチンなど)

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