McDavid(マクダビッド)は“McDavidコンディショニングスキーム”に基づいて、アスリートやスポーツする人の身体の健康サポートを目指しています。
※コンディショニングとは(https://www.mcdavid.co.jp/sport_med/conditioning/)
今回は「可動域」について解説します。
私たちは身体に複数ある関節を動かし動作を行います。身体動作において1つ1つの関節の動きは非常に重要です。可動域を計測することで関節の健全性を確認することができます。
可動域とは各関節が運動を行う際の生理的な運動範囲のことを意味し、角度で示されます。一般的な各関節の正常な範囲(参考可動域)と実際の可動域を比較することで関節の状態を確認します。可動域は靭帯、腱、筋肉および関節包など関節を取り巻く組織の状態により決まります。一般的にケガや疲労が溜まっている場合、組織は硬く可動域が狭くなり、健康な状態だと柔軟性が維持され可動域が大きくなります。
また可動域には柔軟性(フレキシビリティ)と可動性(モビリティ)が大きく影響します。柔軟性とは筋肉などの組織が伸張できる範囲であり、可動性は自らコントロールして動かすことのできる範囲です。柔軟性は他動的関節可動域、そして可動性は自動的関節可動域とほとんど同義となります。多くの場合、可動性の方が様々な要因が関与する為、柔軟性よりも狭くなります。また可動性が高くあるためには、柔軟性が必要となります。しかし柔軟性と可動性との差があまりにも大きい場合にはコントロールできない可動域が存在することになり、怪我に繋がります。よって、柔軟性と可動性のどちらも高め、可動域を健全に維持することが重要です。
【柔軟性】
【可動性】
負担がかかりやすい部位をカバーし、
コンディショニングをサポートします