McDavid（マクダビッド）は“McDavidコンディショニングスキーム”に基づいて、アスリートやスポーツする人の身体の健康サポートを目指しています。
※コンディショニングとは（https://www.mcdavid.co.jp/sport_med/conditioning/）

今回は「コレクティブエクササイズ」について解説します。

現代社会において「歪み（ゆがみ）」という言葉が身体のアンバランスを表現する言葉として頻繁に使用されます。歪みは多くの場合、柔軟性、可動性、筋力など身体機能の低下から引き起こされます。姿勢不良は歪みの結果として現れる現象の1つです。歪みが発生することで身体をうまく操作することができなくなり、日常生活における慢性的な痛みやスポーツなどでケガを引き起こします。

歪みから起こる慢性的な痛みやケガを改善する為には身体を評価し、何によってその歪みが引き起こされているかを明確にします。その評価の結果、明確になった歪みや原因を修正するための運動を「コレクティブエクササイズ」と呼びます。歪みを修正せず痛みだけを取り除くと、一時的に改善されたとしても再発してしまうので、歪みを修正し改善することが非常に重要となります。また痛みやケガが発生していなくても歪みが起きている場合もあるので、事前に修正しておくことでケガの予防につながります。

歪みの原因は様々な為、それを修正するためのコレクティブエクササイズも非常に多岐に渡ります。可動性や柔軟性を向上するためのエクササイズ、筋肉の活性化をするためのエクササイズ、コーディネーションを向上するためのエクササイズなどを含みます。このどれもが自体重やチューブなど軽い負荷で行うものが多く、重い負荷をかけて行うものは少なくなっています。なぜなら多くが身体機能の低下が原因となるため、筋力をつけるのではなく機能を改善、修正することが目的のため、重い負荷は必要ないのです。個々の状態にあったコレクティブエクササイズを行うことはケガの予防や痛みの改善には必須です。

次回はコンディショニングスキームPREPARE（準備）編の3回目として「ストレッチ（ダイナミックストレッチ）」について紹介します。 9月下旬ごろの掲載予定です。

McDavidコンディショニングショートコラム
PREPARE（準備）編のその他の記事