McDavid(マクダビッド)は“McDavidコンディショニングスキーム”に基づいて、アスリートやスポーツする人の身体の健康サポートを目指しています。
※コンディショニングとは(https://www.mcdavid.co.jp/sport_med/conditioning/)
今回はPROTECT(ケガ予防)編「疲労マネジメント」について解説します。
スポーツを含め、身体活動において必ず疲労は溜まります。競技レベルが上がるほど蓄積される疲労は大きくなり、パフォーマンスに影響します。また疲労が蓄積することでケガをするリスクも高まります。よってアスリートにとって疲労を管理(マネジメント)することは非常に重要となります。 疲労は性質の違いにより「肉体的疲労」と「精神的疲労」に分類されます。肉体的疲労は運動性疲労とも呼ばれ、身体運動による疲労であり、運動に必要な力を発揮できなくなります。一方、精神的疲労は神経的疲労とも呼ばれ、感情や意思の活動が過度に要求された場合に生じる疲労です。精神的疲労は睡眠障害を引き起こして疲労回復を妨げ、悪循環となることが多くあります。
これらの疲労はスポーツにおいて必ず起こる現象なので、日頃から疲労を管理できる能力はアスリートにとっても非常に大切となります。その管理として重要となるのが自身のコンディションチェックです。疲労に関わる要因を日常的にチェックし、異常を早急に認知、対処することで重度となることを避けます。 競技などの特異的な要因はありますが、一般的に下記のような指標を記録します。 近年では血圧や心拍数の計測が可能なスマートウォッチやウェアラブル端末もありますので、運動前、運動後の数値を常時記録し「ベースライン(基準値)」を把握することで、自身でも管理が可能です。
上記のような指標が正常な状態から逸脱した場合は、疲労によるパフォーマンス等の悪影響が出る可能性があるため、適切なリカバリー(栄養や睡眠など)を用い、早急に回復を図ります。
次回はコンディショニングスキームPERFORM(パフォーマンス)編の1回目として「キネティックチェーン」について紹介します。
12月下旬ごろの掲載予定です。
負担がかかりやすい部位をカバーし、
コンディショニングをサポートします