McDavid(マクダビッド)は“McDavidコンディショニングスキーム”に基づいて、アスリートやスポーツする人の身体の健康サポートを目指しています。
※コンディショニングとは(https://www.mcdavid.co.jp/sport_med/conditioning/)
今回はPERFORM(パフォーマンス)編「キネティックチェーン」について解説します。
スポーツを行うとき、ある一部分だけを動かすよりも、さまざまな筋肉や関節などを動かしながら複雑な動作を行うことが圧倒的に多くあります。例えば野球の投球動作であれば地面を使って得られた力を「足→体幹→腕→指」へと伝達し、最終的にボールに力を加えながらリリースすることでより速いボールを投げることができます。このようにさまざまな筋肉や関節などが連動して働くことを「キネティックチェーン(運動連鎖)」と呼びます。
運動連鎖に基づく運動は大きく2種類に分けられます。
まず1つ目はオープンキネティックチェーン(OKC=Open Kinetic Chain)と呼ばれ、エクササイズを行うとき、手先や足先など体からより離れた遠位部にある関節が固定されず、自由に動かせる状態にあるものです。日本語では「開放的運動連鎖」とも呼ばれます。フィットネスジムにあるマシンを使ったトレーニングの多くはOKCのトレーニングです。【例:レッグエクステンションやレッグカールなど】
2つ目はクローズドキネティックチェーン(CKC=Closed Kinetic Chain)と呼ばれ、手先や足先などが固定された状態で行う運動のことを指します。CKCは「閉鎖運動連鎖」と呼ばれます。フリーウエイトを使ったものの多くがCKCのトレーニングに分類されます。【例:スクワットやプッシュアップなど】
上記の2つの運動にはそれぞれメリットとデメリットがあります。これらを理解することは適したエクササイズを選択し、トレーニング効果を引き出すためには必要不可欠となります。
《メリット》
《デメリット》
《メリット》
《デメリット》
エクササイズの選択を行うときは、OKCとCKCそれぞれの特徴を理解した上で実践すると、より良いトレーニングプログラムとなります。
次回はコンディショニングスキームPERFORM(パフォーマンス)編の2回目として「コアトレーニング」について紹介します。
1月中旬ごろの掲載予定です。
負担がかかりやすい部位をカバーし、
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